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まとめ

 なんだかんだで無事に帰国できました。
先生夫妻はもちろん、通りすがりのたくさんの人にお世話になりました。道を訊いた人数は100人以上かもしれません。つたないイタリア語でもちゃんと聞こうとしてくれた人、わざわざ後戻りして大きい通りまで送ってくれた人、感謝してもしきれません。
 
 これから道に迷っている外国人観光客がいたら親切にしようと思います・・・・日本語で。

 どのガイドブックにも書いてある「地図を片手に持っていると観光客だとばれて狙われる」という注意事項は初日に無視することに決めました。地図を持っていても迷うのに、見ないで進んだら取り返しのつかないくらい遠くへ行ってしまいそうですし。
 (中国系移民との軋轢のニュースを知っていたので「中国へ帰れ」とレイシストに襲われる危険と、観光客だとカモにされる危険はどちらが大きいんだ?という疑問もあった)

 今回は幸運なことに観光客狙いのミサンガ売りには無視されました。路上の偽ブランド品売りはこちらが無視しました。
 赤ちゃんを片手に抱いた若いジプシー女性(これって差別表現でしたっけ。ロマと書くべきなのでしょうか)がもう片方の手を私に向けて突進してくる、という「地球の歩き方」そのまんまの手口などもありましたが、とりあえず私は無事でした。
 
 たぶん次も地図と通りをいちいち確認しつつの旅になると思います。たとえ現地に住んでいる人のふりをしても東洋人ということは隠せませんし。

 またお金を貯めてイタリア一人旅、次はアッシジあたりに行こうかなんて思っています。

 それまでこのブログは休眠状態に入ります。それでは!!




最後の失敗

 定刻を少し過ぎた頃にバスがやってきて、なんとあの、氏名欄が名前のみ、電話番号無し、たぶん乗車地が間違っている、というかなりいい加減な予約書で無事乗車できました。さすがイタリア!

 このバスは冷房もあって、高速道路の渋滞も無く、順調にマルペンサ空港へ着きました。

 しかし最後にやってしまいました。降りるターミナルを間違えた!!
確かに私は指定しなかったし、バールのおじさんも訊いてこなかった。だからターミナル1に行きたいのに、予約書はターミナル2になっている。ちゃんと気をつけなくては、と思っていたものの。

 「先に停まるのはターミナル2。最後にターミナル1に停まる」という一節を覚えていたのですが、これはミラノ方面から行った場合だったらしいです。

 あ〜あやっちゃった〜。
 でも迷子慣れしてしまったせいか、「エレベーターで降りる階ひとつ間違えちゃった」くらいの衝撃しかありませんでした。
 とりあえずインフォメーションでどうすればいいか訊いてみよう、と建物の中へ入って案内図が示す方向へ・・・・・

 インフォメーション、閉まっています・・・・

 他のカウンターでも探すか、と辺りを見回すと「空港警察」がありました。
まずはあそこへ行って、「そういうことはインフォメーションで」と言われたら、開いているインフォメーションの場所を教えてもらおう!

 「すみません、インフォメーションが閉まっていて・・・・」と言訳しつつお巡りさんにチケットを見せ、どうすればいいか尋ねました。

お巡りさん 「シャトルバスに乗りなさい」
私「どこで?」

 結局お巡りさんが建物の出口まで一緒に来てくれて、「この駐車場の端まで行って、左に曲がったところの白いバスに乗りなさい」と教えてくれました。
 左に曲がったら恐ろしいことに白いバスが数台あったので、そこに立っていた運転手さんにも尋ね、あれだと言われたバスの運転手さんにも確認し、やっと正しいターミナルへ辿りつきました。
 ちなみにシャトルバスは無料でした。

 無事にターミナル1に着き、チェックインしてさっさと出国手続き。免税店をふらふらしてバルサミコ酢などを買いました。自分的には高価な買い物ですが、300ユーロしか現金を持っていなかったのに、空港に着いた時点で100ユーロ以上余っていたので良しとしましょう。それでも60ユーロくらい持ったまま帰ってきました。

 ベンチに座っているときに、ミラノで働いている息子さんに会いに来た、という日本人のご夫婦と少し話しました。5日ぶりの日本語!!!先生と別れて以来初の日本語!!

 トリノのユースは経営者の奥さんが日本人だと書いてあったので、なんとなく心強いかな、とユースに泊まることに決めたのですが残念ながら出会う機会がありませんでした。

 なので親切なご夫婦と日本語で話せて楽しかったです。
 

鍵事情

 レストランでトイレを借りようとしました。スーツケースを店内で預かってもらって、ボーイさんに付いて行くと一旦外へ出て、レストランの隣の扉の前で鍵を渡されました。

 なんで鍵が3つも必要なの!!

 まずは道路から中へ入るための鍵。(これはボーイさんが開けてくれました)
中へ入ると、玄関のようになっていて別の建物と共用らしき中庭への扉と、隣の建物へ入る扉がありました。

 2つ目の鍵は中庭へ入るためのもの。これが開けにくい。ユースの鍵もそうだったのですが、鍵を回しながらノブを同時に回して押して開けるタイプの物。両手を使わなければ開けられません。何度か失敗した後自力で開けて、閉める。

 そして3つ目。トイレのある建物へ入る鍵。
・・・いちおう2つ鍵を使ってこの中庭へ来て、さらに鍵?しかも旧式の前方後円墳のような形の鍵です。ガチャガチャやっているのをみかねて、中庭でタバコを吸っていた人が開けてくれました・・・。

 3つ目の鍵はなんとか閉めて、2つ目、数度のチャレンジで開いたものの今度は閉められません(何故?)
 焦っていると隣の建物から男性が出てきたので
「すみません!閉められません!!!」と助けてもらいました。
きっとなんて不器用な東洋人だと思ったことでしょう・・・・。

 1つ目の扉はもちろん、その男性が開けて自分の鍵で閉めてくれました。良かった良かった・・・。

鍵の束をボーイさんに返して、スーツケースを受け取ってバス停に出発しました。

ランチタイム

 マルペンサ空港行きのバスが出る、ポルタ・スーザ駅近くでお昼ご飯を食べようと決めていました。
・・・しかし、店が開いていません。スーツケースを引きずって、アーケードをくるくる周ってみてもバールやピッツェリア、その他の店も全部閉まっています。開いているのはバールが2軒ほど。でも最後だし、バールでパニーノというのも寂しい。

 やっと開いているリストランテらしきものをみつけました。アーケードに椅子とテーブルとパラソル。いちおう黒板にランチメニューのようなものが出ています。

 ポモドーロのパスタ(プリモ) ローストチキン(セコンド) 焼いた野菜(コントルノ) 炭酸入りのミネラルウォーター。

 ものすごくデジャブなメニューです。といってもランチメニューなので「2種のうちから選ぶ」という形式で、選択肢もあまり無いのですが。昨日バルサミコ酢の美味しさに目覚めたので、鶏肉も野菜も同じ味になりました。
 やはり他のテーブルには一人で食べている女性なんていません。女性2人組みや男性1人は居ました。後日、何度も海外へ行っている人と話していて「日本は女が一人で食事しやすい国ナンバー1かも」と言われました。日本万歳!

 食事は順調に進み、パンくずを鳩にふるまいつつも、完食しました。偉いぞ自分。
 ほんとうは、食後にあわよくばドルチェ、もしくは昨日バスの予約をしたバールでジェラート、なんて思っていましたが無理でした。あまりの満腹感にコーヒーすら断ってしまいました。

王立図書館など

 駅にスーツケースを預けました。駅構内を歩いていると、白人の女の子にイタリア語で切符売り場の場所を訊かれました。・・・・なぜ私?
 周りに白人さんはいっぱいいたのですが。これが東洋系の人に話しかけられた、あるいは英語で話しかけられたなら解るんですけど、ちょっと驚きました。

 昨日閉館していた王立図書館へ行ってみます。公開されているのかどうかはわかりませんが、レオナルド・ダヴィンチの自画像があるのです。
 結局観ることはできませんでしたが。限定公開なのか、他の場所に出展中なのかは不明です。

 あとでインフォメーションで尋ねてみたところ、「今は観れない」というようなことを言われました。
そして「代わりにこの本をあげましょう」と1冊の立派な本をくれました。

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いつかすらすらと読めるようになりたいです。

その後はスーパーマーケットでお買い物。昨日と同じ通りを歩いてみましたが、月曜の午前中も閉まっている店が多かったです。

駅に戻ってスーツケースを引き取ったら、バスに乗って空港行きのバス停まで出発です。
ここでも乗り換えのときに、バス停のベンチに座っているおじいさんに道を聞きました。わざわざ立って、次に乗るバス停のある道路を指差してくれました。おじいさんの隣に座っている女性(おじいさんとは他人らしい)も一緒になって教えてくれました。
最後まで人の親切に頼りっぱなしです。

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